マカニータの兄ちゃん

Hermano de Macanita, Antonio Jero

アントニオのレッスン当初、まだスペイン語がしゃべれない僕のために、英語でアントニオが話してくれてました。

アントニオ「ア、アンジュ スタン?」

「?」

アントニオ「ア、アンジュ スタン?」

もしかして、「Understand」のこと?
なんでもロタで水兵をやってたときに、英語を覚えたとか言われてました。
ばってん、かえって何言いよるか分からんやったけん、スペイン語で話してもらうようにしました。

また、ある日のアントニオのレッスン中で、
「明日、トマサが来るばい!(私にはそう聞こえた。)」

早くも本命のマカニータと御対面出来るのかーと、興奮しながら次の日のレッスンに行ったんやけど、写真のような、男装したマカニータさんが来られました。

私を見るなり、いきなりホッペタにブチューとされて、そんなものかと思っていたのだが、男同士の初対面でそこまではせんらしか。

また、アントニオが「レッスン中なんで、ちょっと待ってくれ」と言ってるにもかかわらず、僕の肩に手を置いてファンダンゴを唄ってくれました。

それにしても面白い顔(すんません)で笑いが止まらんかったなあ。

 

Con El Alma / Macanita

macanitaCON EL ALMA / Macanita

1.Buleria
2.Buleria
3.Cantiña
4.Buleria de Cai
5.Siguirilla
6.Solea por Buleria
7.Tango
8.Trilla
9.Taranto
10.Buleria
11.Malagueña

 

Cante:Macanita ,Toque:Parrilla de Jerez, Moraito
録音(1995年)

マカニータの3枚目のアルバム。

デビュー盤はぺぺ・デ・ルシアが監修しています。まだマカニータの良さが出てない感じのアルバムで、ちょっと物足りない。

そして、2枚目はパコ・セペーロで、彼が伴奏もしております。それがコメントもしづらいような変なアルバムで、CD化されない理由がよく分かります。

そんで、このアルバム。良かですねー。伴奏しているパリージャとモライートは、もう亡くなっているので、恐らくこれ以上のアルバムは、もう出んやろねえー。

これに続く彼女のアルバムは、ちょびっと軽めな感じになるので、これが一番のお気に入りです。

パリージャもレッスン中に、「このアルバムは好いとーばい!」と仰られていました。

ちなみに、このアルバムの歌詞は、パリージャも関わっております。

 

 

 

彼女とツーショット

2002年の9月からスペインへ留学しました。

最初からヘレスに行くつもりやったけど、セビージャでビエナルやってたので、その期間中の約1ヶ月間はセビージャに滞在することにしました。

毎日、同居人のR君と広いセビージャの街を駆け回っておりました。

この写真は楽屋外で出待ちして撮ったツーショット写真です。

なんだかいい感じに撮れてませんか?

(2002年9月25日)