シェリー酢

41sgfSmoi1L._SY300_ヘレスで2年間過ごしたピソ(アパート)の横に、シェリー酒の酢を造る為の蔵が有りました。

そうとは知らず横を通る度に、生ごみが腐った様な匂いがするもんで、不衛生なとこやねーと思っておりました。(笑)

ちょっと癖のあるシェリー酒から出来ている酢なんで、シェリー酢も結構くせが有りますが、オリーブがこれで漬けてあると、バリ旨になります。

僕の後輩ギタリストは、このシェリー酢をオリーブオイルと勘違いして、パスタを作っていて、「ホリケンさんに教えてもらったように、パスタ作っているんっすけど、すぐ焦げるし、酸っぱいんすよ!」って、アホな事を言っていましたが。

そんで、このシェリー酢。僕はヘレスに行って初めて知ったので、何と日本語で呼んで良いか分からず、バルサミコ酢風に「シェリー酢、シェリー酢」っ言ってたら、笑われてしまいました。

スペイン語で「ビナグレ・デ・ヘレス」って呼ぶのが普通みたいやけど、「シェリー酢」の方が面白くて分かりやすいと思うんやけどなあ・・。

アンヘリータ・ゴメス

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ペーニャ・テレモトで、フェルナンド・テレモトのカンテ、モライートのギターで、アンヘリータ・ゴメスが踊るっていうけん、もちろん観にいきました。

モライートの踊りの伴奏するのを観るのは、これが最初でした。

渋い伴奏でしたよ。あ、アンヘリータが踊ったのはソレアでしたね。

このビデオは、その打ち上げのフェスタです。

最初らへんは、観に来ていた日本人達などの外国人が踊り、アンヘリータの前は、テレモトの妹のテレサ(うる覚え)が踊りました。テレサの踊りも、見た目とは異なり優雅で綺麗なんだよなあ。

そして、アンヘリータ。

完璧です、神がかり的です。言い過ぎかな?

観ていると自然にハレオ入れたくなるし、どこ見てもどこから見ても隙がないけど、冷たい感じには見えない。

目線が完璧。途中から若いカンタオールを誘導してるような。何回も観てもため息が出ます。

パリージャ作曲

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パリージャのレッスン受けてるときに、「明日、カジェ何とかのここら辺に来たら、僕が作曲した曲が聴けるよ!」との情報を入手しました。

早速行ってみると、アリア様のパソの横に、パリージャが付き添っているのを発見。
また、楽団の楽譜をガン見したら、パリージャの名が記されてました。

そう思って聴いてみると、いかにもパリージャらしい旋律。主題に入る前辺りが、そんな香りがします。
分かる人には分かると思います。

フィン・デ・クルソ

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ヘレス在住の2年間は、アナ・マリア・ロペスの教室に、弾きに行ってました。

2年目位からは、夕方からの子供の教室に、好んで弾きに行ってました。

目の前で目を細めながら「チノー」と言われながらも、耐え忍んで弾いた良き想い出があります。

これは、帰国する数ヶ月前に、第1回のアナ・マリア・ロペス教室のフィン・デ・クルソが行われた時の映像です。

みんな、いい女になったかな?

 

スペイン留学ん時の惜しい話

水タバコヘレスでパリージャのレッスンを受け始めて数ヶ月経った頃、

「このコンデ買わんか?」と、レッスンが終わった後、パリージャが言ってきました。

パリージャがいつも使うギターは、ギターのレッスンでもコンサートでも、レジェスなんだけど、見せられたコンデは、たまにビデオで使っていたのを観た事があった、今で言うA26のプリメラクラスでした。

ちょろっと弾かせてもらって、当然ながら問題なし。

しかし、値段がほぼ新品と同じ値段位。。

それでもパリージャが使っていたギターであれば、安いのですが、貧乏留学生だったので、泣く泣く断りました。今なら即決ですが。

ちなみに恐らくパリージャは、レジェスとコンデの2本しか持っていなかったと思います。(推測ですが)

また、バル・アルコに2年間通っていたので、普通にモライートとも知り合いになってきました。

僕の帰国が決まり、記念に?何でも良いので、モライートのギターを買って帰りたいなあと思い、「なんか売れるギターなかと?」って声かけました。

すると、「側板が割れてるコンデ(A26の白)なら売ってよかばってん。」とのこと。

値段は確か3500ユーロやったと思う。

帰国直前やったけん、所持金不足で買えんやったけど、借金してでも買っておくべきだったと、今でも後悔しております。