ベルサのCDで、ニーニョ・ヘロが弾いてたファルセータですが、彼のオリジナルかどうかは分かりません。
なかなか好きなファルセータかな?
フラメンコギタリスト 堀健のサイトです
ヘレス在住のIさんから、「ボリーコの息子がペーニャで唄うので、行きませんか?」とのお誘いが。
はて?ボリーコの息子?
ボリーコに息子が居てもおかしくは無いはずなんやけど、息子がおったとは知らんかった。
Iさん曰く、「例えば、シギリージャで唄い始めたと思ったら、途中からソレアになったりするので、ちょっと心配。。」とのこと。
どうも、人前で唄うのは初めてだったっぽいです。
当然ながら、ボリーコの息子なんで、60歳前後のおじさんでした。
伴奏はニーニョ・ヘロ。あのニーニョ・ヘロがマヌエルに軽く扱われているっぽいのが、なんか面白かった。
1部が終わり、休憩挟んだ2部。最初マヌエルがステージに上がってきましたが、伴奏のニーニョ・ヘロがステージに上がろうとしたら、
「もう、お前のギターはいらん!」みたいなことをマヌエルが仰られました(笑)
2部は確かギター無しだったと思います。
ヘレスで観た初ペーニャが、このマヌエル・ボリーコだったので、かなり衝撃を受けたなあ。
彼には唯一1枚だけソロ・アルバムがあります。
そのアルバム作成に携わったIさん、「アルバム作るときに、ずっと一緒に居たにも関わらず、後日、道端でマヌエルに会うと、「お前の妹のことは知ってるけど、お前(Iさん)のことは知らん!」と言われたそうです(笑)
そのペーニャの後、度々道端でマヌエルを見ていたのですが、しばらくしてから全然見なくなりました。
風の噂では、プエルト辺りの町で見たとか聞きましたが、彼は今現在どうしてるのかな?
あんだけ、いいカンテ唄うのに、もし亡くなったとしても、まったくニュースにもならんだろうなあ。
あ、今、思い出したけど、CDのギャラをなかなか受け取ってくれなくて、困ったとIさんが言ってたような。